こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン19-2の内容をお伝えします。

八重山に、税理士が9人しかいなかった

ゲストは前回に続いて、公認会計士で税理士の長谷川先生です。

リスクファイナンスの話をしていたはずが、突然石垣島が出てきた。アイジュさんはそこで面食らっていました。ゆーさんも、自分の税理士がいきなり島に移住したので、嫌われたのかと周りに言われたそうです。

始まりは夫婦の旅行でした。会社員の頃から八重山の海が気に入って、プライベートでよく通っていた。2019年に独立したときの目標のひとつが、沖縄にお客さんを作ることでした。旅行のついでに島の人へ名刺を配りまくっていたら、本当に電話が来た。税理士を探している、と。

その1件目は絶対に取りたかったので、かなり値引きしたそうです。いまでも赤字かもしれない、と笑っていました。そこから紹介が続きます。月に1回、名古屋から5、6日ずつ通って、現地の人と飲んで話す生活を2年ほど続けていました。

あるとき、なぜ名古屋にいる自分に紹介が来るのかを調べたそうです。当時、八重山の税理士は9人。大半が70代、80代で後継ぎがいない。島の若い人が事業を始めても引き受けてもらえず、知り合いに聞くと、名古屋のあいつ、となる。

その先生方がやめたら、顧客は行き場を失います。個人でみんなを受けても、自分がいなくなれば同じことが起きる。だから日本最南端の税理士法人を作って受け皿にする。代表が代わっても続く形です。

居酒屋でこの話を暑苦しく語っていたら、島が呼んでいるとしか思えない出会いが続いたそうです。たまたま入った店の大将夫婦が島の顔役だったり、部屋を探し始めたら民泊予定の部屋を貸してもらえたり。名古屋を閉めて、2024年1月に石垣へ一本化しました。沖縄にゆかりは全くないそうです。

ちなみに最初の1件は、奥さんがつないだもの。私のおかげだ、といまでも言われるそうです。

アイジュさんは、自分は海外には住めても石垣は無理だ、と言っていました。子どもの頃から毎年沖縄に通っていたからこそ、遊びに行く場所だという感覚がある。人口が50万人はいないと暮らせない、とも。

白衣を着たまま、考えている

ゆーさんが、やるやらないをどう決めているのかを聞きました。

答えは、直感で面白そうかどうか。リスクはあまり考えない。始めてから問題が出てきて、どうしよう、となり、誰かが助けてくれてなんとかなる。うまくいかずにやめたものもある、とのことでした。

実は長谷川先生、父も兄弟も医師の家庭です。自分も医者になるものだと思っていたけれど、センター試験で失敗し、浪人したくなくて、親の反対を振り切って経済学部に入った。そして身近な医師を見ていると、頭で考えすぎて動けなくなっているように見える、と言っていました。

アイジュアイジュ
医者あるあるですね。起きてないことで悩んでる時間、もったいないじゃないですか。
ゆーゆー
医者の仕事は、あらゆる可能性を想定して全部に対応することなんですよ。診断がついて方針が見えれば進めるけど、見えないとめちゃくちゃ不安になる。

それ自体は良い医者の条件です。問題は、その感覚を生活やキャリアにまで持ち込むこと。白衣を脱いで別のモードにならないと新しい挑戦はできない、という話で3人の意見がそろっていました。