こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン19-4の内容をお伝えします。
汗をかく人が、報われていない
前回の終わりに出た、被災地を回った話の続きから入ります。陸前高田は、街づくりゲームのように土地が真っ平らにならされて、新しいまっすぐな道路が通っていた。カーナビに載っていない道が次々にできている。10年たっても屋根に土砂が乗った家がある。あの3県では泣きっぱなしだった、と長谷川先生は言っていました。
次の瞬間に命が尽きるかもしれないなら、いまやるべきことをやる。それが判断の軸になっているそうです。
では、これから何をやりたいのか。ゆーさんが聞きました。
答えは20年計画でした。60歳くらいまでに、沖縄の所得水準を上げる。そのためにやることが3つあります。日本最南端の税理士法人を作ること。稼げる農業を確立すること。日本最南端の美術館を作ること。
理由は祭りでした。移住前から何度も通って、エイサーをはじめとする伝統行事を見てきた。どれだけ練習に時間を使っているかが見ていて伝わってくる。魂を揺さぶられたそうです。ところが沖縄の所得は全国でも最低水準で、若者がお金を理由に都市部へ出ていく。担い手が減って、形を変えないと続けられない行事も出てきている。
本当はここにいたい人たちのはずだ。ここで稼げさえすれば残れる、と長谷川先生は話していました。
ゆー日本はいま食と観光に支えられている。その第一線で一番汗をかいているのが沖縄の人たちなのに、外から来た資本に上前をはねられて報われていない。いろんな土地を見た中で、沖縄が一番報われていないと感じた。それを手助けする知識と人脈は自分が持っている、と。
ゆくゆくは、出る杭を打たれてきた日本人に火をつけたい。挑戦して失敗してもあがき続ける背中を見せて、誰かが自分もやってみようと思えるように。その最初の拠点が沖縄だそうです。
高校生を採用して、20年後に代表を渡す
計画はもう動いています。
税理士法人は、来春卒業する高校生の求人をハローワークに出したところでした。目的もなく大学で4年過ごすより、すぐ現場に入ったほうがいい、という考えです。資格の費用はすべて支える。全力で育てて、20年後に代表を渡す。そこまでやれたら、よくやった、と言えるそうです。
農業は、台風と物価高のなかで売り先がJAしかない現状を変えたい。水耕栽培のような技術と、島の真面目な人たちを組み合わせる。美術館は、飛行機に乗らないと本物の芸術に触れられない島の子どもたちのため。公益財団法人の監事をしていて、自分の財産を社会に使う人たちに触れたことがきっかけでした。
アイジュ
ゆー最後の告知は仕事の話ではありませんでした。長谷川先生は八重山スーパーアテンダーに選ばれていて、2年で200人ほどが石垣に遊びに来たそうです。場所が変わると、見失っていたやりたいことに気づいて帰る人がいる。くすぶっている人は八重山へ、という呼びかけでした。