こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン20-1の内容をお伝えします。

郵便局の窓口から、タイへ

今回はオフ会を兼ねた収録です。ゆーさんは不在で、アイジュさんいわく、逃亡したわけじゃないけどいない。代わりにゲストを迎えています。海外在住の日本人の資産まわりを支えるグローバルサポートの代表、久米さんです。アイジュさん自身も資産運用の相談に乗ってもらっている相手で、今日は完璧に金の話です、と最初に宣言していました。

久米さんは愛知県出身の48歳。タイに住んで16年目になります。

最初の仕事は郵便局でした。18歳で入り、郵便、貯金、保険と回って、保険の仕事がとにかく楽しかった。転職の引き金は2つあったそうです。民営化で、保険一本ではいられなくなったこと。それと、3人目の子どもが生まれたこと。奥さんが働けなくなり、預金が減り始めていた。30歳で外資の保険会社に移っています。

入社は2008年。数か月後にリーマンショックが来ました。ノルマはないかわりに、1か月売らなければ給料はゼロ、2か月でクビ。渡されるのは名刺だけ。窓口で来た人に話すのとは真逆の飛び込み営業で、3か月で精神的にぼろぼろになったそうです。

アイジュアイジュ
子どもが生まれてキャリアを考えるのは、医者と一緒ですね。

31歳のとき、ある顧客に言われます。保険をやるなら外国の保険も勉強したほうがいい。何を言っているんだろうと思ったけれど、知らないのはよくないと、ひとりで香港へ行った。外から見ると日本の保険はいびつに見えた。自信を持てるものでないと力が出ないので、外国の保険を扱える会社に移り、33歳で単身タイに渡って現地法人を作っています。

360万円が、1億4500万円

ここから講義になります。人口は毎年90万人ずつ減っていて、和歌山県がひとつずつ消えている計算だそうです。高齢者は2065年まで増える。勤務医の実質賃金は上がっていない。これは一般の人にはほとんど知られていない、とアイジュさんが何度もうなずいていました。

資産運用に必要なのは信用と時間の2つで、お金ではない、と久米さんは言います。今回は時間の話です。

30歳のAさんとBさん。どちらも毎月5万円を、年10%で積み立てる。10%はS&P500の平均的な利回りから取った数字です。

Aさんは聞いたらすぐやる人で、30歳で始めます。ただ、こういう人は続かない。6年で積み立てを止めて、そのまま放置しました。入れたのは360万円です。

Bさんは慎重派で、10年検討してから40歳で始めた。そのかわり70歳まで30年間、きちんと続けて1800万円を入れています。

70歳の時点で、Bさんは約1億1300万円。Aさんは約1億4500万円でした。

5倍のお金を入れたBさんより、時間を買ったAさんのほうが多い。アイジュさんは、自分が投資で勝てたのもラッキーというより早く始めたからだ、と話していました。

もうひとつは物価です。コンビニのコーヒーは2006年に100円、いまは150円ほど。物価が年2%上がり続けると、1000万円の預金は20年で673万円分の価値になります。インフレを日本人はほぼ知らなかった、とアイジュさんは言っていました。

まだ積み立てをしていない人は今日始めてほしい、という話で表の収録は終わります。具体的な運用の話は、ここから先のオフレコでした。